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接し方は

うつ病と言っても種類によって周囲の接し方は違います。新型うつというものもあり、うつ病とは真逆の症状が出てきます。うつ病が不眠になりやすいのに対し、新型うつの場合は逆に寝すぎてしまい、朝起きることができません。

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まず休息をする

うつ病になったら、まずは休息。周囲の人にできることは。

一般的なうつ病と診断された方への接し方ですが、基本的には、本人のペースに合わせることです。 まず、うつ病が辛い時期に必要なのは休息です。焦らず、ゆっくり休息できるよう配慮が必要になります。 具体的には、普段行なっていた家事などの代行です。 ただし、本人がやりたがる場合は、無理のないよう負担を軽減する工夫が必要になります。 決して、体は健康なのだからとは思わないでください。 たとえ、健康診断で体はどこも悪くないと言われていたとしても、体感的には、身体は鉛のように重く、だるい状態で、思考能力も低下していますし、なにより物欲が湧かない状態なので何もしたくないのが本音です。 無理に動いたとしても、すぐに心身共に疲弊し、病を長引かせるだけです。

接し方を誤ると辛い気持ちにさせ、余計に悪化する危険も。

そして、過度な期待や応援、励ましなどは、本人を焦らせ、余計に落ち込ませるだけです。 うつ病のかたが辛い気持ちや体験などを話す時の接し方は、アドバイスなどはせずに、同意、共感しているような返答をしてください。 つい、気晴らしにと何かに誘いたくなる気持ちは分かりますが、やはりまずは休息です。 本人が動き出すのを焦らず待ちましょう。 病院での診療には時間が掛かりますが、患者さんが話しやすいよう診察時には一人にしてあげましょう。 ただ、ほおっておくと、薬を飲むのを勝手にやめてしまったり、通院自体をやめてしまう危険があります。 それだけは、しっかり周りがサポートし管理しましょう。 次第に快方に向かいますが、焦りは禁物です。うつ病患者本人も頑張ろうと無理をしてしまいがちです。 そういう時の接し方は、こちらがブレーキをかけ、サポートしてあげましょう。 このように、うつ病の方への接し方は、非常に気を遣うため、こちらまで疲れて、憂鬱になってしまいがちですが、焦らず、気長に待ち、常に寄り添う姿勢で接しましょう。

うつ病への正しい理解が大切です

うつ病は100人に1人から2人の割合で患者がいるといわれています。生涯のうちで発症する割合は100人中7人近くにのぼるようです。身近な方がうつ病で苦しむことも、十分起こり得るのです。近年では職場のストレスなどが原因でうつ病を発症する人も増えています。うつ病を抱えながらも仕事をしたり、休職後に職場復帰する人も増えています。同僚がうつ病になった場合や復職した場合には、どういう接し方がいいのでしょうか。接し方次第では、うつ病がかえって悪化することもあります。職場全体で支えてあげられるよう、うつ病を正しく理解することが大切です。その上で上司や同僚が仕事の分担などを配慮してあげるといいでしょう。産業医との連携も大切です。

休息がとりやすい雰囲気作りを

うつ病を発症すると、さまざまな症状があらわれます。患者本人が感じる症状には、気分が落ち込む、すべてを悪い方に考えてしまう、集中力がないなどがあります。又、周りが感じる症状には、表情が暗い、些細なことで泣く、お酒の量が増えるなどがあります。こういった症状を見ても、周囲はあまり深刻になってはいけません。叱咤激励なども本人にはプレッシャーに感じることがあります。今まで通りの接し方をしてあげることも必要です。長時間集中しないといけないような作業は、さりげなくかわってあげたりするといいでしょう。精神的にも疲れやすい上に、薬の副作用で倦怠感が強い時もあります。適度に休息がとれるような雰囲気を作ってあげてください。 そうは言っても、初めてで接し方にとまどうかもしれません。そんなときは本人に聞いてみてもいいでしょう。

じっくりと取り組めば今では治せない病気ではないうつ病

うつ病は現代日本においては珍しい病気ではなくなってきました。周囲の偏見の目も以前に比べると薄くなり、症状を病院やカウンセラーに相談することも、そう抵抗がなくなってきているようです。うつ病は悪化させてしまうと、生命すら脅かされる病気ですから、病気に罹患する人が増えていることには憂慮するべき部分がありますが、そういった相談や診療を受けやすい環境に進みつつあることそのものは、よい傾向であるといえるでしょう。 もっともうつ病は精神的なストレスから生じる病気のため、治療にはある程度の時間を必要とします。また、怪我のようにわかりやすく治った、という区切りがつけにくいものですので、治療においては深い思慮が要るものでもあります。